「AAT GUIDE 2」が 本日発行されました!
今回のPICK UPアーティストは
GALLERY MIKAWAYA を運営している織田真二さんです。
インタビュアーは私 山田梨紗です。
撮影日は2017.09.17(sun) 天気:台風接近中!
台風接近中もあって一問一答のような早足のインタビューとなりましたが、
お楽しみください!!
梨紗:よろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。
織田:織田真二です。1981年生まれ、出生地岡山、愛知県育ちです。
浅井:出生地、岡山なんですか?
織田:母親の実家が岡山で、その関係で。
梨紗:住まいはずっと愛知で?
織田:ずっとここ。
梨紗:そのときから酒屋ですか?
織田:そうですね、ずっと。
梨紗:アーティスト、ですか?
織田:どうなんでしょう?
梨紗:ペインター?ジャンルだと絵画?
織田:えーと平面作品…インスタレーション…主に平面作品をつくっています。
梨紗:小学校の時、何が得意でした?
織田:特に不得意なものが無かった。
浅井:すごい!
梨紗:なんだとぉ!
織田:あ、歌苦手。
梨紗:楽器は?リコーダーとかどうでした?
織田:あーそこそこ。ピアノちょこっとやってたから。
梨紗:じゃあ大丈夫ですね。
浅井:なんで美大に?結構みんな小学生の頃とか美術が得意だったからとかありますよね。
織田:はいはい。そうですね、色塗り苦手というか…
どちらかと言うと、絵を描くより工作作った方が得意。図画工作で言うと工作の方ですね。
梨紗:へー。家で何か作ってましたか?
織田:そうですねダンボールとか結構あったかなー。
梨紗:あー確かにありそう!さすが酒屋さん!
織田:結構、一日中なんか作ってました。
梨紗:いつぐらいから美大へ行こうって思ったんですか?
織田:高校ですねぇ。美術の先生からそういうのがあるよって。
一応予備校も勧められたんだよね。
美大にもし行くんだったらそういうとこ行ったほうが、
というか、逆に行かないと難しいからね。
2箇所くらい勧められて。1箇所目にK合塾に行って、まあここでいっかって。
梨紗:で、大学に入って、専攻は絵画ですか?
織田:そうですね油画科ですね。
梨紗:大学生の初めの頃はどんな絵を描いてたんですか?
というのも、織田さんの過去作で知ってるのは常滑フィールドトリップ2010の玄関に風船が浮かんでるやつくらいでして。
ペインターとしてAATで知り合ってから、あの作品が織田さんだと知って、アレ?って。笑
織田:対外的な展示ではほとんど絵がないね。そう、ギャラリーで展示すること自体がほとんど無かったからね。だから平面で外でってのがあまりない。
梨紗:卒業制作は?
織田:卒業制作と修了制作は絵だったんですよ。
ただ、その次の半年くらいはもうインスタレーションやったりとか。
ずっと絵を描いてたとかでなくて、半年おきくらいでやりたいことが変わってって、やりたいこと見つけて展示という感じにやってたんで。
梨紗:卒業制作の作品のタイトルとかは
織田:なんだっけ。笑 修了制作は思い出せる。
「090なんとかって…」 笑 電話番号とおもわれたんだよね。 笑
そうじゃなくて、09年で何番目の作品でサイズっていうような、まあ、ほぼアンタイトル。
たしか卒業制作は「平面空間上に存在する形」だったかな、飛行機描いてました。
梨紗:織田さんの作品全体に通ずるコンセプトのようなコトバってあるんですか?
織田:大きなところではあるんだけど、制作でどんどん繋がっていくから、
何々をしています、とか なかなか言いづらい。
梨紗:作品を作るときは、一つのシリーズに入り込んでやるのか
3つくらい同時進行していたりするんですか?
織田:継続しているものってのはあるのかな。
大きく言うと 「揺らぎ」というものはある。
「存在とゆらぎ」というか。最近のを見てくとそういう感じ。
後々から考えてみると、過去の作品もそういうので繋がっていくな って。
だから「こういうテーマに絞って私はやっています」っていうのが、無い。
梨紗:今、気になってる素材とかありますか?
織田:最近興味があるのは紫外線硬化樹脂。
あれねー。絵の具でも出てきてるから。
梨紗:絵の具でもあるんですね。
織田:基本的に接着剤だからね。それに顔料混ぜれば、なんでも絵の具になるんで。
まあ、ちょっと気になってるけど、使う予定はない (笑
織田:最近制作的に必要なのはエアスプレー。
コンプレッサーとか、広範囲で出来るような自動車塗料みたいな。
細かいのじゃなくてデカイの。
梨紗:私もコンプレッサー欲しい!
織田:興味はあるけど、なかなか踏み切れなくて。
何が良いのか、どれくらいの容量のものを買えば良いのかとか。
梨紗:制作する時間帯とか決まってたりしてるんですか?
織田:だいたい夜。家帰ってきて夕食食べてから、
夜10時頃から深夜2時ごろまでとか。
梨紗:この上?自分の部屋、兼 アトリエ?
織田:そんな感じです。
スプレー系はべっと..
梨紗:え、ベットで!?
織田:あ、別の場所で (笑
梨紗:凄いなと思った (笑
織田:スプレーはつらいです。ダストがね。
梨紗:いつごろからMIKAWAYAをやろうと?
織田:えーと、2015年の1月、か、14年くらいだったかな…
梨紗:間が結構ありますね…
織田:話がいつだったかなーって。
作り始めたのは2015年の7月くらい。
梨紗:ここはもともと倉庫でしたっけ?
織田:倉庫ですね。あまり使ってなくて。
で、友人がここに倉庫があることを知って、見たいって。
そしたら「ここで展示できるね」って。
梨紗:その友人とは?
織田:川見俊くん。
じゃあ、手伝ってくれるならやりましょうって。
梨紗:ここにあったものは?
織田:冷蔵庫は解体して、棚とかも解体して、処分。
梨紗:学生の頃からギャラリーとかやってみたかったんですか?
織田:特に無かったですね。
まあ、手伝ってくれる人がいるなら って。
1人でやろうってのは。。。
運営し始めてからは1人だけど。
梨紗:結構展示スケジュール入ってますよね?
織田:だいたい2ヶ月に1回ぐらいの割合ですかね。
梨紗:持ち込みの企画はオッケーなんですか?
織田:大丈夫です。手伝ってくれるなら 笑
梨紗:次の近い展覧会は?
織田:11月14〜19日に愛知県美術館8階のギャラリーで「場」という展覧会を行います。新栄の「波止場」とMIKAWAYAの共同企画という形です。
<< 展覧会詳細はコチラ >>
梨紗:その作品はもう?
織田:まだできてないです (笑
梨紗:新作を?
織田:新作を (笑
梨紗:合計何人で展示を?
織田:…ちょっと待ってね…
織田:…7人ですね。
梨紗:立体平面いろいろ混ざってる感じですかね?
織田:そうですね。
織田:波止場は、山口麻加さんが京都出身なので、
関西出身で作家を紹介してるのが多いかな。
色々な場所でスペースやってる人たちと一緒にやるみたいな。
梨紗:いいですね、愛知、頑張ってる。
織田:なんか愛知で展示したいって人もいるんですよ。
梨紗:え?!そんな人いるんですね!?
織田:ええ、東京の方で。なんか幻想を抱いているのか。
梨紗:もっとおいでよ(笑
織田:興味はあるみたいだけど。関西でも、京都でも こういうスペースが無いって。
梨紗:共同アトリエはあるけど、こういう所は少ないのか。
織田:展示する場所が少なくなってるのか。
梨紗:愛知そんなにあるかな…。波止場とMIKAWAYAとタネリと…
梨紗:なんか、今後の展望とか、野望的なものとかありますか?
MIKAWAYAを大きくしたいとか!
織田:まずは隣へ 笑
梨紗:そこから 笑
浅井:それはいいことなのか、隣の酒屋が衰えてしまうってことなのか。
梨紗:継がなくて良いんですか?
織田:ええ。野望ね…なるようにしかならんというのもあるし。
梨紗:じゃあ、今 15万円 手に入ったら何に使いますか?
織田:コンプレッサーですね。
浅井:即答(笑
織田:ずっと迷ってて買えないまま。
梨紗:狙ってるのとかあるんですか
織田:それがまだよくわからない。
ほんとにね。なんかオイルはダメだってのは知ってるんだけど。
どうも自分が必要なのは自動車関係のレベルなのか、とか…
梨紗:MIKAWAYAの近所で美味しいお店とか、よく行くお店はありますか?
織田:徒歩5分圏内だと
「餃子亭」
梨紗:何食べるんですか 餃子ですか?
織田:蒸し蕎麦。 バリそばの蒸したやつ。 パリパリしてない。
唐揚げ好きだけどね。
梨紗:でかいんですか?
織田:でかい 笑
織田:あとはー「ベル」
洋食屋というか喫茶レストラン的な。
ヨコイスパゲッティで修行した人の。あんかけスパゲッティ。
あとは駅前に
「あつたや」さん
<名古屋名物 串カツ・みそかつ・ひつまぶし>
清須のグルメグランプリってのやってるですよね。
清須のなにか食材をつかってという。
それでグランプリをとった。
梨紗:どんなメニューなんだろう
織田:調べれば出てきますよ。
梨紗:笑
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調べました:
<海鮮丼がグランプリをとったらしい 1,050円>
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= 外の風がすごい 扉がガタガタ =
梨紗:だいぶ台風になってきましたね。
織田:なってきましたね。
ではそろそろ。
織田さんありがとうございました。
GALLERY MIKAWAYAからお送りいたしましたー。
撮影:浅井雅弘
前回のアーティストインタビューはこちら
aichiarttravel
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