13:00-18:00 (休廊日:月〜金*祝日除く)
[イベント]
❶オープニングトーク
2023年9月9日(土) 17:00-18:30
会場:Art Base Coromo
❷ワークショップ&交流会
2023年9月17日(日) 18:30-20:00
会場:Mikawa Art Center
「Art Base Coromo」は、まちにアートの選択肢を増やすためのアートスペースとして、アパートの1室を改修して2022年にスタート。2019年に生まれた「Mikawa Art Center」は和菓子屋の店舗を改築しスタートした、個人住居とアートスペースが混在する緩やかなオルタナティブスペース。
会場となる2つのアートスペースは、どちらも三河地方にあり、私営でありながら、公共的な側面を持つアートプログラムを展開するという大きな特徴がある。本展覧会においても、両者はオルタナティブスペースとしての特性や、緩やかな場のあり方を生かし、現代アートを地域に展開していく予定だ。
展示アーティストの森本真由は、集団の中で無意識的に強要される事や、適応することを求められる事への反応などを「フラット」や「アートセラピー」をキーワードに表現してきた。一個人の感情を扱いながらも、アウトプットする際に匿名性の表現として変容させることで鑑賞者が「共感性」を感じる作品を発表する。
さいとうえなは嗅覚芸術を研究し、その臭いに想起させる人の感情やそこで生まれるコミュニケーションをテーマにしてきたアーティストだ。また、フェミニズムの視点から、セーファー・スペースである展覧会を考える試みる活動体「ケルベロス・セオリー」にも参加するなど、直接的な社会に対する提言を持ちながらも、出力される作品は情緒的な要素と余白のある物語で構成される。
三河地区の拠点から見る「バイアス」というテーマ性、オルタナティブスペースという代替性を持つ会場。ソフトとハードの双方から、表現が生み出す曖昧さや社会の余白、それらが指し示す世界観や地域展開の意義など、様々な要素を見据えることができる貴重な機会となるだろう。
【展覧会名】
Unformed room
【開催日時】
2023-09-09 〜 2023-10-15
13:00-18:00
休館日:月〜木*祝日除く
【ジャンル】
【会場】
Art Base Coromo
愛知県豊田市元城町1丁目56CASA CEDRO DUE 202
【料金】
入場無料
【詳細】
森本真由
1998年愛知県豊橋市生まれ、名古屋市拠点。万年反抗期。凹凸な社会に対してとても憤りを感じている。
大学では、アートコミュニケーションを通して、社会の様々な関係性をフラットにする研究を行った。そのためには、構造を変えることよりも、個人的な気持ちをセラピーしたり、人々がフラットな視点を持つことが課題であると考えている。作品を体験することで、その作品コンセプトの当事者であれば気持ちがセラピーされたり、非当事者であればフラットな視点に気がつくことができたりなど、他者同士がメディアを通じて繋がることのできる場づくりを行っている。
主な展覧会に、2019年「ART Farming(長者町)」、2021〜2023年「とよたまちなか芸術祭(豊田市)」、2023年「とよはし都市型アートイベントsebone(豊橋市)」など。
さいとうえな
1999年、宮城県石巻市生まれ。名古屋大学大学院情報学研究科に在学。2021年から匂いとアートについて研究しながら、嗅覚芸術の制作をしている。作品と鑑賞者の間のコミュニケーションに関心がある。その場づくりのために展覧会の企画、キュレーションも行っている。
主な展覧会、2021年11月アートプロジェクト「ARTAOTA」(九条湯,京都市)、2022年10月「とよたまちなか芸術祭」(豊田市)、2023年4月「ケルベロスセオリー Fluid House」(See Saw gallery,名古屋市)。
【お問い合わせ先】
山岸
cctqs647@yahoo.co.jp
09098986088