大無田拓海は、絵画を構造物として捉え、絵具と描画対象である支持体の再構成による表現を模索している。
支持体の構造物、物質としての存在感を消していくことが、大無田にとっての絵を描くという行為であり、それを前提として、実在しないイメージと実在する支持体の関係性を探求する。そして、イメージと支持体それぞれの主張が拮抗したところに、「存在の揺らぎ」のようなものを見出そうとしている。
その際、実験的な態度でいること、ルーティンにならないように意識して道筋を重要視する。理性的に整えたり、まとめようとすることは、より根源的な創作的欲求や多元的な可能性が閉ざされるからだ。そのため、コンセプトはむしろ完成後に導き出される。
支持体の構造物、物質としての存在感を消していくことが、大無田にとっての絵を描くという行為であり、それを前提として、実在しないイメージと実在する支持体の関係性を探求する。そして、イメージと支持体それぞれの主張が拮抗したところに、「存在の揺らぎ」のようなものを見出そうとしている。
その際、実験的な態度でいること、ルーティンにならないように意識して道筋を重要視する。理性的に整えたり、まとめようとすることは、より根源的な創作的欲求や多元的な可能性が閉ざされるからだ。そのため、コンセプトはむしろ完成後に導き出される。
「とりまく環境や、投げかけられた言葉、様々な経験から影響を受けるなか、人は成り立っている。その影響下、自分の存在が揺らぐ時、どこまでが自分なのか? そうした揺らぎのなかにいるからこそ、その在り方を問い、自分の輪郭を確かめるように他者を想い、他者から想われようとするのだろうか」(大無田拓海)
※〝Wavering Outlines〟とは「揺らぐ輪郭」を意味する。
◎大無田拓海(OMUTA TAKUMI)
1998年 愛知県刈谷市生まれ
愛知県芸術大学 美術学部デザイン・工芸科 デザイン専攻 学部4年在学中
【展示歴】
2022年 グループ展「23」/名鉄百貨店クリエーターギャラリー(愛知)
グループ展「Ⅲ展」/GALLERY MARQUISE(愛知)
個展「Butterfly Effect」/Gallery noivoi(愛知)
【展覧会名】
大無田拓海 個展「Wavering Outlines」
OMUTA TAKUMI Solo exhibition 〝Wavering Outlines〟
【開催日時】
2022-06-16 〜 2022-06-26
12~18時(最終日~17時)
休館日:火・水曜日
【ジャンル】
【会場】
ギャラリ想
gallery SOU
愛知県名古屋市千種区今池南3-9
エリア:名古屋市内
愛知県名古屋市千種区今池南3-9
【Webサイト】
【料金】
入場無料
【詳細】
マスクご着用、検温・手指消毒にご協力願います。混み合う場合は、しばらくお待ちいただく場合もございます。
【お問い合わせ先】
ミシマミユキ
gallery.sou@gmail.com
09078546197