2021年夏、ノマ レイコの故郷・三重県尾鷲市で長年稼働してきた「尾鷲三田火力発電所」の撤去作業が完了した。
尾鷲市のランドマークとなっていた高さ230mの煙突、タンク、タービン建屋などが次々に消えていった後、「小さな町の風景の一部が欠けてしまったような気持ちになった」と、ノマは振り返る。
そして、その郷愁漂う喪失感は、取り残されたかのように尾鷲湾に浮かぶ「佐波留(さばる)島」に投影された。そこから島は擬人化され、「サバルちゃん」が誕生し、「サバルちゃんの憂鬱」シリーズの制作へと展開する。「えんとつさんさようなら」では、発電所の解体を知って途方に暮れるサバルちゃんを、「尾鷲湾の春霞」では、解体されていく煙突をぼんやりと眺める様子を描きだす。他にも、抒情的な街角の風景画を展示。
尾鷲市のランドマークとなっていた高さ230mの煙突、タンク、タービン建屋などが次々に消えていった後、「小さな町の風景の一部が欠けてしまったような気持ちになった」と、ノマは振り返る。
そして、その郷愁漂う喪失感は、取り残されたかのように尾鷲湾に浮かぶ「佐波留(さばる)島」に投影された。そこから島は擬人化され、「サバルちゃん」が誕生し、「サバルちゃんの憂鬱」シリーズの制作へと展開する。「えんとつさんさようなら」では、発電所の解体を知って途方に暮れるサバルちゃんを、「尾鷲湾の春霞」では、解体されていく煙突をぼんやりと眺める様子を描きだす。他にも、抒情的な街角の風景画を展示。
◆ノマ レイコ(Noma Reiko)
1975年 三重県尾鷲市生まれ
2006年 京都造形大学(現・京都芸術大学)美術科洋画コース卒業
2008年 個展「ノマレイコART WORKS EXHIBITION」
/cafe cream /ステキ工房オワセ
2008年~グループ展「MARBLE」/兵庫県立美術館 原田の森ギャラリー
2009年 個展「フィルター」
/三重県立熊野古道センター芝生広場「But-a-l」
現在、絵画教室「アトリエここから」(名古屋市北区・尾鷲市)主宰
【展覧会名】
ノマ レイコ個展「ハローグッバイ」
NOMA REIKO Exhibition〝Hello Goodbye〟
【開催日時】
2022-02-17 〜 2022-02-27
12~18時(最終日~17時)
休館日:火・水曜日
【ジャンル】
【会場】
ギャラリ想
gallery SOU
愛知県名古屋市千種区今池南3-9
エリア:名古屋市内
愛知県名古屋市千種区今池南3-9
【Webサイト】
【料金】
入場無料
【詳細】
マスクご着用の上、手指消毒、検温のご協力をお願いいたします。
【お問い合わせ先】
ミシマミユキ
gallery.sou@gmail.com
09078546197
Tags: 絵画