大正から昭和初期にかけて装幀、挿絵、舞台美術など多岐にわたるジャンルに新風を吹き込み、大衆を魅了した小村雪岱(こむら・せったい/1887~1940)。いまその再評価の機運が高まっています。
東京美術学校で下村観山に学び、卒業後に入社した古美術専門誌の國華社では古画の模写に従事しました。大正3年(1914)雪岱28歳の時、泉鏡花著『日本橋』の装幀を手掛け、その後、鏡花が言葉を紡ぎ、雪岱が意匠を与えることにより、多くの名作が生まれました。人気装幀家として活躍するなか、日本画家として画壇へ作品を発表し、発足まもない資生堂の意匠部で商品や広告のデザインにも携わりました。
本展では江戸の粋を受け止め、東京のモダンを体現した「意匠の天才」である雪岱の作品を 中心とし、その「江戸の粋」の源流である鈴木春信から「東京モダン」への系譜を展示します。柴田是真の漆芸や並河靖之の七宝などの明治工芸の数々、さらには彼らの遺伝子を引き継ぐ現代作家の作品も併せて展示します。
東京美術学校で下村観山に学び、卒業後に入社した古美術専門誌の國華社では古画の模写に従事しました。大正3年(1914)雪岱28歳の時、泉鏡花著『日本橋』の装幀を手掛け、その後、鏡花が言葉を紡ぎ、雪岱が意匠を与えることにより、多くの名作が生まれました。人気装幀家として活躍するなか、日本画家として画壇へ作品を発表し、発足まもない資生堂の意匠部で商品や広告のデザインにも携わりました。
本展では江戸の粋を受け止め、東京のモダンを体現した「意匠の天才」である雪岱の作品を 中心とし、その「江戸の粋」の源流である鈴木春信から「東京モダン」への系譜を展示します。柴田是真の漆芸や並河靖之の七宝などの明治工芸の数々、さらには彼らの遺伝子を引き継ぐ現代作家の作品も併せて展示します。
【展覧会名】
小村雪岱スタイル 江戸の粋から東京モダンへ
Japanese Design;From “Edo-Chic” to “Tokyo Modern”
【開催日時】
2019-12-21 〜 2020-02-16
10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし、1月13日は開館)、12月29日(日)~1月3日(金)、1月14日(火)
【ジャンル】
【会場】
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
Museum of Modern Ceramic Art, Gifu Gallery 1
岐阜県多治見市東町4-2-5セラミックパークMINO内
エリア:愛知県周辺
岐阜県多治見市東町4-2-5
【Webサイト】
【料金】
一般900円、大学生700円、高校生以下無料*障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
【詳細】
○講演会「雪岱ファンとしての私」
2019年12月21日(土) 14:00-15:30
講師:山下裕二氏(明治学院大学教授、本展監修者)
会場: 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
*聴講無料、要事前申込
○対談「装幀と文学の間に」
2020年1月4日(土)14:00-15:30
出演:間村俊一氏(装幀家、俳人)×堀江敏幸氏(作家、フランス文学者)
会場: 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
*聴講無料、要事前申込
イベント申込方法(電話 0572-28-3100・メール momca2019event@gmail.com)
申込受付中!
【お問い合わせ先】
展覧会担当者:山口/広報写真担当者:水野
museum.1@cpm-gifu.jp
0572-28-3100