私は制作において、いくつかの類型イメージをもつモチーフを、レイヤー的に重ね合わせたり、並列させたりといった過程を踏みます。それはモチーフがもつイメージを平均化するような、単純化させていくような作業とも言えます。
そうして、目の前に見えていたはずのイメージが次第にただの色や形のパターンへと変化していく中に、ふと妙な生々しさが顔を出すのを待っています。
そうして、目の前に見えていたはずのイメージが次第にただの色や形のパターンへと変化していく中に、ふと妙な生々しさが顔を出すのを待っています。
今回は、看板や捨てられた雑誌をモチーフに制作、展示を行います。
2つのモチーフに共通してあげられることは、野外という場所で見かけるということです。例えばどこかの民家の壁面であったり、ガードレール下のアスファルトの上であったり。
それらのモチーフがある場所を思い浮かべるとき、ありそうだと感じる場所や、かつてあった場所を思い出す中で現れてきます。しかし思い浮かんだ場所は、どこか共通しているようで共有できない曖昧さを含んでいます。
それは、どこでもあると同時にどこにもない場所なのではないでしょうか。
舩戸彩子
【展覧会名】
どこでも、どこにも、舩戸彩子
doko demo,doko nimo, Funato Ayako
【開催日時】
2019-07-23 〜 2019-08-04
11:00〜18:00
休館日:7/29(月)
【ジャンル】
【会場】
ギャラリーノイボイ
Gallery noivoi
愛知県名古屋市天白区弥生が岡107ー1
エリア:名古屋市内
愛知県名古屋市天白区弥生が岡107ー1
【Webサイト】
【料金】
入場無料
【詳細】
開館時間 8/4(日)は17:00まで。
※アーティストトーク
「作品と制作について」7/27(土)14:00〜
皆さんのご参加お待ちしています。
【お問い合わせ先】
上野早苗
mail@noivoi.com
052-836-2058
Tags: インスタレーション