585

コレクション展 明治150年記念 2

3/9(土)〜7/21(日)

 岐阜県東濃地方は桃山期に志野や織部を生み出し、現代では国内外で有数の陶磁器産地として知られるとともに、陶芸文化の進展に寄与しています。当館では、近代に入った明治期以降の美濃陶芸の歩みを、コレクションに基づいて、2回にわたって紹介します。第1回は、明治期における釉下彩などの革新に注目した展示を行いました。本展覧会はその第2回として、昭和初期以降の古典復興に基づく多彩な展開を辿るものです。
 この潮流を初めにリードしたのは、明治期後半生まれの陶芸家たちでした。昭和の初めに荒川豊蔵をはじめとする作家たちが、美濃の桃山陶を復興し、それを拠り所としながら優れた作品を生み出しました。また五代加藤幸兵衛と加藤土師萌は、日本と中国などの古陶磁に学びながら、幅広い創作活動を示しました。大正生まれ、昭和前半生まれの世代においても、多くの作家が伝統を踏まえながら、それぞれに探求を進めてきました。本展覧会では、美濃陶芸のこのような潮流の豊かな成果を紹介いたします。

 平成30年度には全国で、明治以降の歩みを次世代に遺し、明治期の精神に学ぶ「明治150年記念」事業が展開されています。岐阜県では「ふるさと岐阜 近代文化・芸術と中山道」というテーマで、岐阜県ゆかりの偉人たちが日本の近代化に貢献した足跡を辿り、顕彰してきました。本展覧会はその一部をなすものです。

【展覧会名】

コレクション展 明治150年記念 2

Collection Exhibition Commemoration of the 150th anniversary of Meiji 2

【開催日時】

2019-03-092019-07-21
午前10時~午後6時 (入館は午後5時30分まで)
休館日:月曜日(ただし4月29日、5月6日、7月15日は開館)5月7日(火)、7月16日(火)

【ジャンル】

陶芸

【会場】

岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ


Museum of Modern Ceramic Art, Gifu
岐阜県多治見市東町4-2-5セラミックパークMINO内

エリア:愛知県周辺

岐阜県多治見市東町4-2-5

【Webサイト】

http://www.cpm-gifu.jp/museum

【料金】

一般:330円、大学生:220円 高校生以下無料

【詳細】

講演会 「近現代の美濃陶芸―写しから創作へ」
日 時 : 2019年3月10日(日) 14:00-15:30
講 師 : 唐澤昌宏氏 (東京国立近代美術館工芸課長)
会 場 : 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
*聴講無料・事前申込不要

講演会「美濃桃山陶の成立」
日 時 : 2019年3月23日(土) 14:00-15:30
講 師 : 藤澤良祐氏 (愛知学院大学文学部教授)
会 場 : 岐阜県現代陶芸美術館 プロジェクトルーム
*聴講無料・事前申込不要

■ギャラリートーク:2019年3月17日(日)、4月21日(日)、5月19日(日)、6月16日(日)、7月14日(日)
各回14:00-14:30
*要観覧券、事前申込不要

【お問い合わせ先】

展覧会担当:岡田/写真データ貸出:水野
museum.1@cpm-gifu.jp
0572-28-3100



{cf startdate=2019-03-09}
{cf enddate=2019-07-21}
{cf map=岐阜県多治見市東町4-2-5}
{cf place=岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ}

a4_meiji2_a.jpg
Pocket
LINEで送る

Tags:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です