植松は幼い時から当たり前に信じてきた旧約聖書の創世記による世界の成り立ちと、その後学校教育で習うダーウィニズムをはじめとする進化論の根源的な違いに葛藤し、自身に根付いている宗教的思考や世界観と、現代における西洋近代以降の自然科学的な世界観との両義的な在り方を表現によって定位させることを試みてきました。
また、2017年、友人の作家らと共に瀬戸市の商店街、旧電気店を改装しシェアスタジオ「タネリスタジオ」を開設。様々なジャンルのクリエイターが各々にアトリエや事務所、カフェギャラリーなどを構える複合的なアートスタジオであり、副代表として運営に関わっています。
これまで、ぬいぐるみなどを用いて、生き物による供物や祭壇を思わせるインスタレーションを多数制作してきましたが、今展はそれらの破片を用い過去から現在、そして未来を拓く展示となるでしょう。
以下DMより)
これまでは「祝われることのなかった子どもが、大人になり自らの手で祝う儀式を繰り返してきた。禁じられた祝福を自身に与え赦しを獲得しているのだ」 と植松ゆりか。 「今回、等身で扱える大きさで過去を見つめ直したい。 大きすぎた痛みを手のひらの寓話にし、自分で癒せるサイズに変換するために」 と続けた。
小さな傷も重なれば大きな痛みとなり、ゆっくりと時間をかけて蝕むだろう。「密やかな手元の操作」で浄化の果ての 「残りかす」 や 「かけら」 たちと向き合う。 静かに触れるとそれら小さな破片たちが動き出す。 欠損すら、どうしても消しようのない身体の一部、 痕跡なのだから。
祝福と痛みが共存する瞬間、祝祭の残響、 手の中に残った欠片を昏い森の中、菓子の標の代わりぽたりぽたり落としてゆく。 それは過去を消し去るためではなく、 地続きの今、そしてその先へと向かうための新しい道筋。 自らを赦し、祝福する者へと変われるように。
作品/「Squatter」2017 H37 W30 D12cm ぬいぐるみ、木
【展覧会名】
Uematsu Yurika exhibition「House spilled」
【開催日時】
2025-11-22 〜 2025-12-07
13:00 – 20:00
休館日:会期中無休
【ジャンル】
【会場】
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愛知県名古屋市名東区本郷 1-43The Apartment LiF F-1
【Webサイト】
【料金】
入場無料
【詳細】
■アクセス
地下鉄東山線本郷駅下車、徒歩7分。
エントランスの呼出しボタンF-1を押してお知らせください。
お車でお越しの方は、建物南側の駐車スペース N か近隣のコインパークをご利用ください。
【お問い合わせ先】
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