その数は100体を超えて群衆となり、各々が多様な装いやポーズで活き活きと魅せる様子は、さながら小さな街を想わせる。
「もともと、ぬいぐるみなど自分とは別の存在を持ち歩き、ともに行動し写真を撮ることが好きでした」
そう語る中原は、いつしか自分の分身のような存在を創り出そうとドローイングを重ね、それをすぐさま立体に起こすべく、まずは紙粘土を手にした。乾きが早く成形や着彩がしやすいからだ。
やがて、陶土や光る素材も加わって、本展では2会場を昼と夜の世界にするという。
ともかく、その自由な指が迷いなく軽やかに粘土に向かう時、中原 可南子はハミングしているに違いない。きっと、新たな仲間たちとの出逢いにワクワクしているのだ。
◎中原可南子/NAKAHARA Kanako
2001年 愛知県生まれ
2025年
愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業
愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻大学院入学
【展示歴】
⚫︎個 展
2023年
「ゆら、ゆらゆら。」/愛知県立芸術大学
⚫︎グループ展
2022年
ABERRTION/名鉄学園杜若高等学校(豊田市)
「三種盛」展/愛知県立芸術大学(愛芸祭)
2023年
国際交流ドローイング展「A THIN LINE ‘’世界を説明する‘’」/ベルリン芸術大学 クェアーギャラリー
ABERRTION THE 2ND/名鉄学園杜若高等学校
φ展/名古屋市市民ギャラリー矢田
金沢彫刻祭「うつろい」/金沢学生のまち市民交流館
2024年
ABERRTION THE 3rd/名鉄学園杜若高等学校
Relation愛知県立旭丘高校72期美術科有志展
/名古屋市 市民ギャラリー矢田
NEW TABLE/ニュー銀座堂(岐阜市)
IMAIKE ART ZOO 2024/ギャラリ想(名古屋市)
第19回CBC翔け!二十歳の記憶展/愛知県美術館ギャラリー
2025年
CROSS POINT#5/CROSS POINT Alternative Art Space(マレーシア)
【受 賞】
2021年 一宮美術展 市政100周年記念特別賞
2022年 愛知県立芸術大学 優秀学生賞
2024年
第45期国際瀧富士美術賞 優秀賞
第19回CBC翔け!二十歳の記憶展2024 愛知県教育委員会賞
【展覧会名】
NAKAHARA KANAKO solo exhibition
【開催日時】
2025-05-29 〜 2025-06-08
12〜18時(最終日〜17時)
休館日:火・水曜休み
【ジャンル】
【会場】
gallery SOU
愛知県名古屋市千種区今池南3-9
【Webサイト】
【料金】
入場無料
【詳細】
【お問い合わせ先】
ミシマミユキ
gallery.sou@gmail.com
09078546197