平野は「Live~今ここに生きている」をテーマに、2つの作風で制作しています。
一つは鉛筆などで無意識に線を描き重ねつつ、主観的に内面を掘り下げていく抽象表現です。一見無造作に繰り返し線をひくという行為によって生成される絵画空間。その線の集積は、作家自身の表すことのできない日々の思い、矛盾や葛藤などの集積であり、生きていることを記録する日記のようなものです。
もう一つの作風であるガラス絵は、何気ない日々の一コマ、偶然目にした花やモノ、旅先で目にした風景や建築をモチーフに、心楽しく客観的に描いています。
その技法は、ガラスの反対側の面に、通常絵を描く逆の手順になるように、まずは黒色の線描を施し、その後、色彩豊かに油絵具と箔を用いて描いています。
本展で着目するのは、これまでのモノトーンの抽象表現に新たに色彩が加わったことです。さらに、線から面的要素にもなりえる抽象表現に移行した作品も展示いたします。ぜひ、高覧ください。
◎平野えり (HIRANO Eri)
愛知県生まれ
日本大学文理学部心理学科卒業
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業
独立美術協会会友
【個展】
2016-7 清須市はるひ美術館 (愛知)
2018 銀座スルガ台画廊(東京), spece2*3(東京),MEDEL GALLERY SHU(東京)
2019 ギャラリ想(愛知),TK GALLERY(東京)
2020 ギャラリ想(愛知)
2021 GALLERY TK2(東京), ギャラリーいまじん(岐阜)
2022 アート空間SCALA(愛知)
【グループ展等】
2014 独立展 初入選 (国立新美術館/東京)
2015 New York Art Wave Project Summer Exhibition Part 1 (Ashok Jain Gallery/N.Y)
三菱商事アート・ゲート・プログラム(三菱商事ビル/東京)(’16)
第4回 Derby 展(Gallery KINGYO/東京)
2016 Special Summer Exhibition ”New Arts Prospect from Japan Ⅲ” (Ashok Jain Gallery/N.Y) (’17)
2017 第5回 青木繁記念大賞西日本美術展 入選(久留米市美術館/福岡)
ゆめの芽展(アート空間SCALA/愛知)(’17~’22)
2018 シェル美術賞展2018 (国立新美術館/東京)
独立春季新人選抜展(東京都美術館/東京)(’18~’20,’23)
2019 L’espoir decade 2008~2018 (銀座スルガ台画廊/東京)
New Arts Prospect: Artists from Japan Series Vl, 2019 (Viridian Artists gallery/NY)
真夏の夜の夢(Gallery TK2/東京)(’19~’21)
「兆し展」2019 (GALLERY KINGYO/東京)
今池アート動物園(ギャラリ想/愛知)(’22)
2020 L’espoir selection 2008~2019 (銀座スルガ台画廊/東京) (’20~’23)
2021 ドローイングとは何か展(東京都美術館/東京)
beyond 2021 -gallery selection- (銀座スルガ台画廊/東京)(’22)
聖なる冬のカケラ展 vol.6(ギャラリ想/愛知)
2022 Pieces for Peace 〜What Artists Can Do〜 (Viridian Artists gallery/NY)
第3回 枕崎国際芸術賞展 (枕崎市文化資料センター南溟館/鹿児島)
THE DARKNESS OF THIS TIME (Viridian Artists gallery/NY)
【受賞歴】
2014 第15回 美・むさ展(東桜会館/愛知)新人賞
2015 第8回 清須市はるひ絵画トリエンナーレ 準大賞
2022 第3回 枕崎国際芸術賞展 協賛賞
【パブリックコレクション】
清須市はるひ美術館
【展覧会名】
HIRANO Eri Solo exhibition〝LIVE〜the other side of beauty and ugliness〟
【開催日時】
2023-06-01 〜 2023-06-11
12〜18時(最終日〜17時)
休館日:火・水曜休
【ジャンル】
【会場】
gallery SOU
愛知県名古屋市千種区今池南3-9
【Webサイト】
【料金】
入場無料
【詳細】
【お問い合わせ先】
ミシマミユキ
gallery.sou@gmail.com
09078546197