大西佐奈は、イメージを可視化して表現する手段として、2次元の「平面造形」にこそ無限の拡がりがあると言います。手を伸ばしても届かない世界と現実との境界線を探りながら、画布にイメージの世界を構築しています。彼女の描く絵画には、その境界の象徴として有形無形の「窓」が存在しているのではないでしょうか。春の始まりを感じさせる柔らかい色調が心を和ませます。ぜひこの機会にご覧ください。
【Artist Note】
雨水の窓私たちは窓をみる時どこをみているのでしょうか。ガラスの表面や窓のつくりでしょうか。それともその向こう側にいる人や風景でしょうか。絵も同じ様に私たちは絵をみている時どこをみているのでしょうか。絵具の表面や紙や布やカンバスのつくりでしょうか。それともその向こう側に描かれている事でしょうか。私たちはみるという事で何かを探していると思うのです。私の作品は支持体自体を透過させたり、絵具の物質が現れたり、ぼんやりと像を結んだりと視覚や知覚をゆさぶります。そしてそのゆさぶりの中にその何かが見つかるのではと思っています。
大西 佐奈
【展覧会名】
大西佐奈作品展 「雨水(うすい)の窓」
Sana Onishi Art Exhibition “the window in between”
【開催日時】
2020-02-06 〜 2020-02-24
12:00〜18:00
休館日:火・水定休
【ジャンル】
【会場】
侶居
Rokyo
三重県四日市市朝日町1-13
エリア:愛知県周辺
三重県四日市市朝日町1-13
【Webサイト】
【料金】
入場無料
【詳細】
【お問い合わせ先】
日出真司
info@studiorokyo.com
Tags: 絵画